はい! 河原井 始です。

最新の活動報告

 

2011年12月29日

 桐生市議会議員政治

倫理条例について

→Home    →プロフィール    →活動内容    →リンク集    


政治の役割とまちづくり 平成22年11月30日議会にて

 

 桐生市議会議事堂 2012年6月24日 撮影

 

 何度も述べていると思いますけれども、政治改革というものは本来

政治家の中でやるべき仕事から見ますと、いわゆる政治づくり、

つまり2次的なものというふうに考えています。一刻も早くこの問題を

片づけて本来の仕事に戻らなければならないというふうに常に考えて

います。本来の仕事というのは、自分のためではなく市民の利益になる

仕事をするということです。政治制度をあれこれいじくるということは、

本来の仕事をするための前段階の仕事に過ぎないというふうに

考えています。そしてまた、政治家の仕事というのは、個々の

政策立案につきまして述べますけれども、これはやはり残念ながら

職員の方、役人には政治家は及ぶところではありません。しかし、

政策を実行するか否かという最終的な決断、判断は、やはりこれは

政治家が下さなければならないというふうに考えます。それはなぜか

といいますと、選挙によって選ばれた人間が政治家なのです。

職員とか役員は試験で選ばれてきた人たちでありますから、民意で

選ばれてきたわけではないのです。それだけに政治家というのは

見識と資質を高めるべく努力をしなければならないというふに

考えています。政治改革が政を治める前段階というのはそういう

意味であります。

 

 それでは、何を目指すべきなのか。やはりそれは存在感のあるまち

だと思います。それには、高福祉、高活力、高快適、高貢献といった、

いわゆるハイクオリティーが不可欠とされますけれども、今リーマン

ショック以来弱い者を見捨てがちな風潮がありまして、それでは

やっぱりだめなのです。そうではなくて、やはり将来的にはいたわりの

心を持つまちを目指すべきなのであります。今桐生市は一丸となって

それに取り組むべきであると思います。そのため政治の役割は非常に

大きいと考えます。

そして、特にぶれない、強いポピュリズムにならないリーダーシップが

求められているのは言うまでもありません。今回地方分権特別調査

委員会の皆様によってこの議員政治倫理条例が提出されました

けれども、本来このようなことは文章を通して条例となっていかなくても

ほとんどの議員の方には既に了解されていたというふうに私も考えて

おります。しかし、今の議会を顧みますと、これはやはりいたし方が

ないかなと考えまして賛意を表します。

 

 そしてまた、あわせまして地方分権特別委員会の皆様に感謝と

敬意をあらわすものであります。また、議会基本条例も全国の議会に

おいて制定されています。その条例の制定を待たずに各地で議会

報告会の開催も行われています。やはり桐生市もこのように開かれた

議会を目指すべきであるというふうに考えます。

 

 地方分権が進む中で今明治維新、さきの大戦、そして今が第3の

開国になるというふうに考えています。それについて、地方の責任は

ますます重くなり、政治の役割もまたまた大きくなります。この議会

政治倫理条例を糧としまして、市民の相互扶助に基づく満足度の

高いまち礼節と親切心にあふれた責任感のあるまちそれらを

備えたまちを目指すべきであると考えます。そのためのこの政治

倫理条例は賛成を表したいと思います。

ありがとうございます。